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韓国 京畿道 河南市(ハナムシ) , 黔丹山(コムダンサン)

韓国 京畿道 河南市(ハナムシ) , 黔丹山(コムダンサン)

に行く前、眺めた空はそれほどはっきりしていなかった。眺めがあまりにも美しい山なので、霧が深く立ち込めているのが少し残念だ。それでも頂上に着いたらきっと、きれいな空が仰げることを期待し、登山道へと入った。
 
40分ほど高速道路を走り、河南トールゲートを抜けると、すぐ、韓国アニメーション高校が現れた。そして、登山用具を売るお店が密集するところを過ぎ、倉隅洞(チャンウドン)黔丹山休憩場が現れてくる。

黔丹山は、百済(ベクジェ)の治世、黔丹(コムダン)禅師が、ここで隠居したことから黔丹山と呼ばれるようになった。ソウル近郊にあり、交通も便利で、ここを訪れる登山客も多い。

黔丹山は、河南市庁から5km離れたところに位置し、高さは657m。「冠岳山(クァナクサン):629m」と似ているが、「東國與地勝覽」には、光州牧(クァンジュモク)の珍山と称するほど山の形状が特異だ。険しい傾斜を過ぎ、稜線に登れば、四方の景色が心地よく広がる。頂上に至る道は非常に多彩だ。黔丹山は、礼峰山(イェボンサン)と共に八堂(パルダン)渓谷を成す山で八堂ダムは、この二つの山が作り出した稜線にまたがっているダムだ。こうした地理的条件のため、黔丹山は上り下りで終始美しい景色が自慢である。

韓国 京畿道 河南市(ハナムシ) , 黔丹山(コムダンサン)


午前 11:00 本格的な登山に入る

コースの登山道の入り口道は広く、しっかりした道で、両側には樹木がうっそうと茂っている。平日なのにここを訪れる登山客が多いのを見ると、やはり黔丹山の眺めはかなり有名だと知らされる。みんなで集まって、色々な話をして登る登山客。行き来する時、石を積んでできた長い石垣と落葉が冬山の寂しさを和らげてくれる。黔丹山の登山道は、入り口からはゆるやかな道が続き、あまり負担を感じさせない。しかし、頂上から1/地点の休憩所近くに来ると、少し傾斜が急になっていく。休憩所から展望岩までの道は、岩壁の登山と稜線に乗る面白さを同時に楽しむことができる。
汗をたっぷりかいて、息が少しずつ上がる頃「西遊(ソユ)見聞」を著した開化思想家・兪吉濬(ユ・キルジュン)の墓が現れる。ここで少し一息入れ、その後少しずつ傾斜が急になる山道で、下山する人々と挨拶を交わし進んで行く。初めの登山では下山する人々が本当にうらやましかった。「いつ頂上について下りて来られるのか・・・」と思い、心が非常に重かった。しかし、今はもう少し頑張ってみて、頂上で感じられる爽快さと達成感を味わいたいと思っている。

午前 11:40 休憩所に到着する。

休憩所に到着してみると、懐かしい雰囲気が目に映ってくる。簡単な飲食品を売るおばさんと、にこにこ笑って話をする登山客。椅子に座って汗を拭き、再充電をする人。運動器具を使い、簡単に体をほぐす人。暖かいコーヒーカップを両手で握り、体を暖める登山客。狭い休憩所は活気であふれている。座った席が温かく感じ始める頃、また出発し始める。休憩所で黔丹山登山のメインコース、展望岩までのコースがどんなものであるかがわかった。岩壁の登山の楽しめるコースで、急斜面が続いたりするが、そんなに危険な道ではないので初心者でも負担なく登ることができるだろう。

韓国 京畿道 河南市(ハナムシ) , 黔丹山(コムダンサン)


12:35分 展望岩に到着する。

展望岩に上がり、岩の頂上に席を取った。二株の松と青い空の調和がとれ、視野に入ってくる眺めは、それこそすがすがしくて気持ちいい。河南市の全景が目の前に広がる。八堂ダム、八堂渓谷、そして渓谷に連なり建ち並ぶ小さな家々。その前の6号国道も目に入ってくる。展望岩から頂上までは、無難なコースが待っている。急でない上り坂と下り坂が一、二回あるだけで、周辺の景色を楽しみながら登山ができる。

頂上に近くなるほど特異な点を一つ見つけることができた。まさに、土の色がいままで見てきた色でない黒い色をしている。黔丹禅師が、留まったとしてつけられた山の名は、実は考えでみると土の色が黒だからではないかと思えてくる。

韓国 京畿道 河南市(ハナムシ) , 黔丹山(コムダンサン)


13:00 頂上に上る。

黔丹山の頂上は幾重にも重なった山々がはるかに広がり、遠近感のある水墨画のような姿をなしている。南漢江(ナマンガン)と北漢江(ブッカンガン)が相接する二水頭は霧に覆われ、まさに一幅の絵を感じさせる。そんな世界が現実として、目の前に繰り広げられているのだ。あまりにも平和で、心に威圧感が感じさせない雄壮さが自然への驚きを感じさせる。自然と心が通じたのか、鋭く吹きつける頂上の風も冷たく感じられず、しばらくその場所を離れることができなかった。自然が私たちに与えてくれる教訓は多いだろう。だが、黔丹山の頂上で自然を眺める登山客に自然はこのように語ってくれている。もう少しお互いのために生きて、もう少し調和をもって平和に生きたらどうかと……。

お弁当で簡単に食事をする間、人々がさらに多く集まって来た。風景に魂を抜かれ、眺め入る人。手にピーナッツなどを乗せていると、どこからか小さいツグミが何匹かやって来て人をも恐れず手に留まり、ピーナッツを口にくわえていってしまう。ところどころに集まって話に夢中になる人。記念撮影をする人など、頂上は活気に満ちている。

13:15 下山の開始。

コース2を下山道に決め、美しい風景を後にした。いくらか歩くと傾斜がある階段が200~300m程度続く。雪が降ったり、雨が降った後ならば、滑りやすくなるので、気を付けなければならない。ここを過ぎれば、喉の渇きが癒せる薬水(湧き水)が現れる。薬水の出るところを過ぎ、くねくねと曲がって続く下山道が、急なペースから緩やかなペースへと変わっていく。暫くして休憩所が出てくるが、そこにはおそらく簡単にはお目にかかれない光景を目にするだろう。冬なのに白い雪の代わりに松葉の黄金色の落ち葉が、暖かい雰囲気を醸し出しているのだ。休憩所からコース2の入り口である監視警戒所の近辺は、まっすぐに伸びた松林が続く。足にふくよかな感触を残す松の葉が、まるで黄金色のじゅうたんを敷きつめているように感じられる。まさに、季節外れの世界に抜け出したような気分だ。寒くもなく、暑くもなく、ただただ不思議な世界が目の前に広がっていた。
松林を抜けると、顕忠塔(ヒョンチュンタブ)が雄壮に立ちつくし、後方には黔丹山が別れを告げてくれていた。

14:15 下山完了。

黔丹山は、母のような暖かさを与えてくれる山だ。険しいと思えば、すぐ穏やかになり、急だと思えばすぐ緩やかになる。あたかも子供をあやすように登山客を迎えてくれる。

山の頂上では、体と胸に溜まっていたモヤモヤをはらいさることができた。黄金色の松葉で覆った道では、頂上で空になった心に温もりを宿すことができた。私たちの人生も心を常に空けて満たしてを繰り返すしていくのではないだろうか。常に足りないものを満たしてくれる母のような暖かさを持った黔丹山。一度登って、冬の寒さの中に温もりを感じてみてはいかがだろうか。
 
詳細情報

黔丹山登山道
① セヌンバス停留場→キップ売場→薬水の汲み場→2番目の薬水の汲み場→ユクモ亭→ヘリポート→頂上→北側稜線→アムヌン展望台→キップ売場→倉隅洞→バス終点
② 一番簡単に登ることができる場所は山谷(サンゴック)小学校 → 松休憩場(25分) → 六閣亭(20分) → ベッゴムの泉(5分) → 大きい三つ角(20分) → 護国寺(ホグクサ)の分れ目(10分) → 黔丹山頂上(2分)
③ 倉隅洞バス終点 → 大きい十字路(30分) → 展望岩(30分) → 585m峰(5分) → 展望岩(15分) → 黔丹山頂上(5分).
④上ベアルモリ/八堂大橋を渡らずに直進して、八堂ダム方向へ行く途中、水源地入口の右側でベアルモリの案内板 → ベアルモリ → 龍沢寺(ヨンダンサ) → 黔丹山(1時間30分)
⑤山谷憩い場 → バムゴル入口鉄門(10分) → 分れ目(20分) → 将軍薬水(ジャングンヤクス)(15分) → 龍馬山(ヨンマサン)(25分) → 峠の十字路(25分) → 555m峰(15分) → 鉄塔峠(20分) → 大きい三叉路(15分) → 護国寺分れ目(10分) → 黔丹山(2分)
⑥ マリ停留所 → ガハク洞(10分) → 覚華寺(ガクファサ)(25分) → 龍馬山(1時間10分) → 峠の十字路 → 555m峰 → 鉄塔峠 → 大きい三叉路 → 護国寺分れ目 → 黔丹山


※ 一般的なコースでは、倉隅洞バス終点に車を駐車し、倉隅洞終点の向い側の橋のそばで、バスに乗り山谷小学校の前で下車 → 山谷小学校 → 黔丹山 → 倉隅洞バス終点コースがある。
※ 入山規制期間   
春 : 2月1日~5月15日まで    秋 : 11月1日~12月15日まで    ただ、し、倉隅洞コースは春、3月1日から規制する。

アクセス
『カーナビ』
検索 :「黔丹山」「山谷小学校(河南市))」「アニメーション高等学校」※ 「黔丹山」で検索する場合、地図業者のナビゲーションによっては探すことができない場合もある。

『乗用車』
郊外循環高速道九里(グリ)方向 → 中部高速道路の出会いの広場を通って、すぐに河南(ハナム)ICに入る。 → 43号国道光州(クァンジュ)方面へ7km程進み、山谷小学校の前で左折

※ 黔丹山は乗用車がなくても交通が便利。山に囲まれていて見所が多く、初めに出発したところに必ずしも戻ってこなくても良い。したがってできるなら公共交通を利用することをおすすめする。

『公共交通』
1007番座席バス : ソウルの光化門(クァンファムン)世宗(セジョン)文化会館~ソウル駅~南大門(ナムデムン)~鍾路(チョンノ)~馬場洞(マジャンドン)~君子橋~地下鉄5号線クァンナル駅~上一洞(サンイルドン)~河南市を5分間隔(河南市出発04:30~00:30 公休日7分間隔)で運行。河南市倉隅洞黔丹山入口アニメーション高校の前や山谷小学校の前で下車。
※ この座席バスは山谷小学校の入口南側300m距離の中部高速道路の下で回送する。

30-3番(先進旅客)、12番(蚕室(チャムシル)駅~新場洞)一般バス:ソウル地下鉄2号線の蚕室駅で5分間隔(05:00~24:00)の運行する千戸洞(チョノドン)経由河南市倉隅洞アニメーション高校前に運行。

15-3番、112番 : 地下鉄2号線江辺(カンビョン)駅で常時運行。河南市新場洞行き。

30-5番 : 城内(ソンネ)駅で河南市新場洞行き。倉隅洞アニメーション高校の前で下車。

下山谷洞(ハサンゴクトン)登山基点はソウル地下鉄の江辺駅で10分間隔(05:00~23:00)の運行する千戸洞~河南経由光州行き13番と江辺駅~千戸洞~河南経由退村(トェチョネン)行き13-2番座席バス利用、山谷小学校の入口で下車。

周辺の見どころ
南漢山城(ナマンサンソン)、渼沙里(ミサリ)ボートレース場
渼沙里カフェ村、八堂遊園地、トゥムルモリ、洗美苑(セミウォン)、水鐘寺(スジョンサ)、丁若鏞(ジョン・ヤギョン)生家


お問い合わせ
河南市文化体育科 ☎ 031)790-5465
全国どこからでも24時間観光案内電話 ☎ 1330 / 携帯 031-1330

 




出所-http://japanese.ethankyou.co.kr/travel/columnist/columnistList.jsp

2009/12/30 18:19 2009/12/30 18:19

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