

潮干狩りをしながら過ごす楽しい一日
京畿道(キョンギド)華城市(ファソンシ)百味里
(ペクミリ)干潟
9月は子供たちと干潟体験が楽しめる時期だ。真夏の暑い日差しも和らぎ、涼しい風が襟元を撫でる。晴れやかな空は遥か彼方の高さにある。干潟体験は子供たちが最も好きな遊びのうちの一つだ。干潟に足を入れホミ(草取りなどに使われる柄の短いくわみたいな農具)を使って貝を採っているうちに時間は矢のごとく過ぎていく。くぐつの中に採った貝を入れていくうちにくぐつはいつの間にかぼこっと膨れ上がる。
京畿道華城市西新面(ソシンミョン)百味里は広大な干潟がある村だ。90戸の270人が干潟に頼りつつ生活している。百味里村は行政安全部が2007年に情報化村として指定した。充実した体験プログラムにより週末には体験客が1500人にまで上るほど絶好の人気だ。アサリ採取、たこ採り、トビハゼ釣り等多様な干潟体験ができる。必ず予約が必要だ。簡単な装備の貸し出しは現地で可能だ。運動靴や長靴は個人が準備しなければならない。西海岸高速道路と近いためアクセスが良いというメリットもある。
村の入り口に入ると海のしょっぱい匂いが鼻の先をくすぐる。干潟へと降りていく入り口には大きなトラクターが停めてある。干潟体験用のトラクターだ。見た目は鈍く見えるがいざ干潟ではその存在が輝く。膝まで泥につかるところを素早く走る。トラクター一台に90~100人に及ぶ子供たちを乗せることができる。干潟の上をブルンブルンと音を立てながら走るトラクターに乗り込んだ子供たちの笑みは一日中続く。トラクターに乗って1.5kmほどいくと見える カムトゥ島で本格的な干潟体験が始まる。
京畿道水原から来たというカンミンソク君(7)は“貝も干潟で直接採れるから楽しいです”と話す。右手にホミ、左手に潮干狩り用の網を手にしたまま、干潟を凝視しているミンソク君の表情は真剣そのものだ。
美しい干潟の中には百味里村の特産物であるアサリが隠れている。ホミで干潟をまくるとアサリが二、三個姿を現す。寒い日には貝が干潟の奥深くへと移動するため、ホミを深く入れなければならない。暖かい日にはホミを深く入れなくても採れる。貝殻やカキの殻があるところを攻略するのも良い方法だ。時折オキシジミのように値段の高い貝が採れる時もある。少し時間が経つとあちらこちらから“やった。採れた!”という声が聞こえ始めた。

京畿道義王市に住むイキョンラク(37)さんは百味里村への訪問がこれで三度目だ。“子供たちが海の様々な生き物を間近で直接目の当たりにすることによって生命の尊さを感じる良い機会になっていると思う”と話しながら、“百味里の干潟は首都圏に住む家族の日帰りコースとしてもってこいのコースだ”と付け加えた。体験プログラムに参加すれば一人当たり2kgほどのアサリを持ち帰ることが出来る。悪天候のため貝の採取があまりできなかった体験チームには村人達によって缶詰の貝が提供されたりもする。
百味里旅行の楽しみのうち欠かせないのが引き潮になってからの岩の合間にあるカキを採り食べることだ。引き潮時になると、干潟の左側にある鷹岩の周辺はカキ畑と化する。小岩や石ころにべたべたと張り付いているカキを採りながら楽しいひとときを送ることができる。百味里のカキは香ばしくこくのある味で有名だ。11月あたりから4月頃まで鷹岩付近の干潟で採取可能だ。潮干狩り以外にも楽しいアメニティが盛りだくさんだ。百味里村の干潟にはゲルマニウム及びミネラルが多量含められているため美顔とスキンケアに優れた効果があるという。干潟でスライディング、貝採り、ジョック(足球)、サッカー等をしながら楽しんでいるうちにマッドマッサージ効果を得ることもできる。
トビハゼ釣りも面白い。釣竿に餌をつけ水中にさらし釣竿を上下に動かす動作を繰り返しているとトビハゼが食いかかってくる。釣りのビギナーであっても一日100匹くらいは十分釣れる。釣った魚で作った即席メウンタン(魚の辛い鍋)の味は珍味だ。夏の中頃から晩秋まで可能だ。
潮干狩り体験は潮が引き干潟があらわになればいつでも可能だが、満ち潮のときと引き潮のときを熟知していないと危険な目にあうかもしれないので注意しよう。百味里村から宮坪浦(クンピョンポ)が近く、華城八景の一つである宮坪夕焼けを眺めることもできる。宮坪港水産物直販所で新鮮な海産物の購入も可能だ。
- 名称: 華城市百味里村
- 住所: 京畿道華城市西新面百味里328-2番地
- お問い合わせ及び連絡先: 031-357-3379, www.baekmiri.co.kr
- 道案内: 西海岸高速道路飛鳳(ビボン)I.C.→西新松山(ソンサン)方面→麻道(マド)面経由(317地方道路)→西新面(309地方道路)宮坪里方面→2kmハンメック重工業(右折) →50m三叉路(左折)→ハンメック重工業→村の入り口三叉路(右折)→村前の農場三叉路(右折)→百味里港
- 利用料金: 干潟体験成人7000ウォン、子供2000ウォン、潮干狩り体験成人7000ウォン、子供2000ウォン。干潟馬車の利用の際には1000ウォン追加、干潟そりも1000ウォン追加。
- 宿泊情報: 干潟体験場の前にオーシャンリゾート(031-366-8289)がある。村での民宿も可能だ。ミンジェ家の民宿031-357-3519
- 周辺のお勧め料理店: 干潟体験場の前に飲食店がある。コヒャン(故郷)刺身店(031-357-8797)のクロソイメウンタンがおいしい。
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